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2023/11/10
テント泊登山北アルプス100kmの旅 前半 (2023.09.11~14)
今回の僕の夏休みは、、北アルプス縦走をしてきました!
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去年の夏休みは「八ヶ岳全山縦走」
今年はなにをしようかな~と考えたら、憧れの北アルプスしかないっしょ!ということで、、
せっかくなら贅沢にぐるっと回りたいので、4日間にわたる行程を考えて行ってきました。
ルートはこちら!!
Day 1
中房温泉 - 燕岳 - 大天井岳 - ヒュッテ西岳
Day 2
ヒュッテ西岳 - 槍ヶ岳 - 双六岳 - 三俣蓮華岳 - 三俣山荘
Day3
三俣山荘 - 黒部五郎岳 - 太郎平小屋 - 雲ノ平キャンプ場
Day4
雲ノ平 - 水晶岳 - 野口五郎岳 - 烏帽子小屋 - 裏銀座登山口 - JR信濃大町駅
表銀座からスタートし裏銀座を逆走して帰るルート。
距離は約97kmのほぼ100km
累積は約8000mほど
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今回の山行スタイルはいつものファストパッキングスタイル
使用したザックは「Ultra Spire Epic XT 3.0」
35LのULバックパック
トレランザック並みのアクセスのしやすさと、荷重の分散が腰でもできるので重たい装備の時でも快適に使用できるのでお気に入り。
行動食、夜食類は全て担いでいくスタイルにしてたので、
ご飯類だけでも重さ約3キロ
水は常に2Lは用意していたので、、全部で5キロ、、これいけるのか。。
と思いつつも水食料切れになるにはいかないので、、
減らすことなく衣食住を背負って、自分の足だけで行く旅が始まりました
Day 1
9月11日月曜日
北アルプスの女王、燕岳へ
JR穂高駅の無料駐車場に車を止め、穂高駅発中房温泉行のバスに並ぶ。
平日の便なのにパンパン。。さすがや。。
始発は増便して3台のバスでした。
中房温泉に着いてからも登山客でごった返していました。
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燕岳への道のりは、あの有名な「合戦尾根」
この尾根は北アルプス三大急登の一つに数えられるほど急峻な道。
これから迎える山々にワクワクしながら、ハイスピードで駆け上がる
僕の見た目も速い人ぽかったので、前を歩いているハイカーさん達はすぐに気付いてくれて
道を譲ってくださいました。
かなりのスピードで登り、何人抜いたか覚えてないくらい抜いた。
何も言わずに気付いてくれて譲ってくださった。
少し上からになってしまうけど、皆さんマナーが良すぎて感動した。
合戦尾根を登り、第1第2第3ベンチと通過。
北アルプス三大急登ということもあり、皆各ベンチで休憩している。
ワクワク興奮してひたすら駆け上がっていたため、腰を下ろすことを忘れていた。
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合戦小屋に到着。
今回の旅で初めての小屋。超にぎやかだ!
ここではスイカや、スイカとクマさんの手ぬぐいで有名だ。
ここだけのお話、常連さんから手ぬぐいのおつかいを頼まれたが、そんな余裕がないくらい(ザックの容量的にも)ハイテンションで駆け上がっていた。
そうするとすぐに超有名小屋「燕山荘」に到着。
着いた途端に、ぶわっと広がるアルプスの峰々が見えて感動。。
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ホテルみたいに燕山荘での小休憩は少し我慢して、燕岳へ向かう!
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少しガスっていたもののチラッと見える北アルプスの女王は綺麗だった。。
ザックを置いてピークに行くハイカーさんがたくさんだ。
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小屋から燕までは有名なイルカ岩だったり、振り返ると燕山荘がチラッと見ることができました。
ハイマツもいい味を出している。
次へ向かうのは「大天井岳」
燕岳から向かう稜線上から、パノラマ銀座が出迎えてくれている。
ダイナミックな景色がもう最高すぎて何度も写真と動画を撮りました。。
と同時にあそこを行くのか~果てしないなあ~と
パノラマ銀座コースは一気に人が少なくなり、歩いている人もちらほら。
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奥の方に槍の顔が見える。
これからあの槍のさらにその先を行くのか、、
ワクワクドキドキ
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振り返ると燕岳から来た道がブワーーーっと見える!
ここは本当に気持ち良かった。。
奥に槍が見える。
少し天気が崩れ、雨にも少し降られ大天井に到着。
そして痛恨のルートミス
大天井岳には登らず、裏側からの巻き道を選んでしまった。
テント場到着予定時刻がかなり押していて、引き返すのも時間がカツカツだったので
そのままGO!!岩々で崖っぽい箇所もあったので慎重に慎重に進む。
すぐに大天井岳直下にある大天井ヒュッテに到着
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こんな山の鞍部に綺麗で大きな小屋があるのは、さすがアルプスやな~と思い通過
次の目的地の西岳は地味に長く地図を見ながらまだかまだかと、少し早歩きになっていた。
表銀座のパノラマ銀座コースはずっと槍が見えている。
そして今回の最終目的地「ヒュッテ西岳」へ
小屋とひらけた稜線上の誰もいないテント場。
ごめんなさい、体調が悪くて到着した時の写真はなし。。
(とりあえず撮った写真)
テント場に到着して、なにかお腹の調子がおかしい。。
気持ち悪い。。
すぐにトイレに向かい戻してしまった。
去年の八ヶ岳縦走でもまったく同じ現象が起きた。
おそらくほぼ寝ずに、ハイスピードで標高を上げて動いたのが原因。
この日の夜はとにかく苦しかった。
そんなお腹の調子が悪い時に食べやすかったのが「うめじゃこご飯」
少し長めな山行のさいは絶対ひとつは持っていくべきドライフードだ。
ヒュッテ西岳には14時半くらいに到着し
予定してた時刻より少し早くて内心ほっとしている。
とりあえず体調を回復させるために早く寝たかった。
夜は強い風と雨が降り出し、音と揺れでなかなか寝れなかった。。
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朝、テントの扉を開けるとちょうど朝焼けに。
常念山脈〜穂高連峰〜槍ヶ岳の360°の大絶景!
この景色は一生忘れることないんやろなぁ〜と浸りながら、ゆっくり撤収をしていく。
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扉を開けるとこの景色は贅沢じゃない?
2日目の行程は、西岳から槍に向かう東鎌尾根。
槍を過ぎて双六岳に向かう西鎌尾根。
双六から三俣蓮華岳を通過し、2日目の宿泊地「三俣山荘」へ
また夜に個人的ビックイベントがあるので、それを楽しみに2日目スタート‼
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パノラマ銀座からずっと眺めてきた槍がどんどん近づいてき
宿泊地の西岳がどんどん離れていく。
段差が大きなゴロゴロ岩だったり、整備された梯子、鎖も使いながら進む。
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ヒュッテ大槍を過ぎとうとう槍が目の前に
後ろを振り返ると燕岳から縦走してきたルートが一望。絶景。
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シーンとしていた東鎌尾根とは違い槍ヶ岳山荘は人で賑わっていた。
槍にアタックしてからコーラ補給をするか、先にコーラ補給をしてから槍にアタックするか
めちゃくちゃ迷いながら、穂先にアタック。
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登頂‼
念願の槍ヶ岳に登頂できたので感動
ガスもなく360°の大パノラマ!しっかり写真撮影をしてサッと下山。
Lサイズのジップロックにパンパンに詰めた柿の種と、コーラエンジンを補充して
2日目の2座目双六岳へ!
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槍ヶ岳から見える西鎌尾根は素晴らしい。
千丈沢乗越までは、岩々なトレイルをつづら折りにひたすら下る!
西鎌尾根から見る景色は360°絶景
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超えると次は細かなアップダウンが続く歩きやすいトレイルに。
振り返ると槍がどんどん離れていく
またガスもかかってき、タイミングが良かった、、とホッとした。
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そんなこんなで双六小屋が見えてきた!
かなり上から分かるくらい大きな小屋。
テント場もめちゃくちゃ広いし、人もかなり集まって賑やか!
そのバックには丸く膨らんだ大きな山が!双六岳が!
テント場までのつづら折りを駆け降り到着
渇水の為、蛇口から少し出る水を補給
双六のピークをとるためにコーラエンジンも補給
双六岳頂上の直前の天空の滑走路。
小走りしちゃうくらい気持ち良いトレイル。
双六岳頂上に到着!
少しガスっていて眺望もあまり良くなかったのですぐ次の目的地「三俣蓮華岳」へ
双六まで到着すると、ゴールはもうすぐ!
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三俣蓮華岳への道のりはあっという間で
ここからは距離的にも比較的短い。
かなりガスっていて周りの眺望はあまり望めない。
頂上到着
ガスってなにも見えなかった。
三俣山荘周辺ではライチョウの群れとオコジョにも遭遇
ここまで来たらもうゴール!
整備された走りやすい道をるんるんで駆け下る
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三俣山荘到着
北アルプス奥地にある小屋だが、テント場も小屋の中も人で賑やか!
そして2日目の個人的ビッグイベントはなんと、、
姉妹店「HEIMAT BERG James mountain」のグループと会えること!
JMグループは今年開通した【伊藤新道】を歩いてき、その日の目的地が三俣山荘
アルプス縦走中に同じ宿泊地になるのはめちゃくちゃ嬉しいですよね。
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本日のお宿はここ!
三俣山荘に背中にそびえる羽鷲岳が巨大すぎる。
皆のテントと相まってカッコいい
贅沢なテント場だ。。
JMとのグループとも談笑し、元気をたくさんもらった。
お気に入りテントで夕食を食べる。
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夜はJMのグループに誘われ、三俣山荘のトークショーへ
三俣山荘名物のサイフォンコーヒーとケーキをいただく
小屋での食料補給をしない縛りでの山行でしたが、それもここまで(笑)
ひゅってぃーさんが淹れてくださるコーヒーは最高でした。
ひゅってぃーさんが淹れてくださるコーヒーは最高でした。
三俣山荘の夜の食堂はもう最高空間
夜はしっぽり味噌汁を飲み
次の日に備える。
この日は22時くらいに就寝。3時起床。
全長100キロほどの行程でまだ2日しか経っていない状態。
アルプスの奥地で、こんな贅沢な空間に気持ち良く満喫していいのかと
皆とこんな素晴らしい場で一緒にいる心地よさと、明日は無事に目的地に辿り着けるのか
安心と不安な気持ちに駆られながら忘れられない夜を過ごしました。。
次回は後半戦
3日目は秘境の地「雲の平」へ!この日もハード!
そして4日目は「裏銀座」とJR信濃大町への40kmの旅へ
乞うご期待!!
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