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景色

2023/01/15

雪山

爺ヶ岳 東尾根 冬季バリエーションルート(2023/1/3,4)

こんにちは!ダイスケです!
年始に北アルプスに行ってきました

当初予定していた五竜岳は天候を鑑みて諦め、爺ヶ岳の東尾根を雪洞泊の1泊2日

この東尾根、夏場は藪に覆われる冬季限定のバリエーションルートです。
多くの人は雪が締まるのを待って4月辺りに登られる方が多いらしいのですが、北アの新雪を楽しみたいのも有ってこの時期に行ってきました!

ウェイポイントは以下の通り

 鹿島山荘(972m)
 ジャンクションピーク(1476m)
 P3(1978m)
 P2(2198m)
 ナイフリッジ
 P1、矢沢の頭(2411m)
 爺ヶ岳山頂(2669.9m)



終始尾根沿いの為分かりやすいルートですが累積標高差は1700mを超えます。
P2を超えた後のナイフリッジが見どころとなります。


1/3
駐車場でパッキングの最終チェック。今回はスノーシュー込みで14kg以内に収まりました。
明るくなってきた朝6時ごろからスタート!



バリエーションルートだけ有って初っ端から道なき超急傾斜。
雪面につま先を蹴り込み木を掴み四足歩行で通過。(画像は急登が始まる手前)

ここは事前にアイゼンつけてないと途中で履き替えるのは至難です…


急登を登り終えると数日前のソロ登山者のものと思われるトレースが!
この時期にも登ってる物好きが他にも!と少し嬉しくなります。
トレース上といっても踏み固まってはおらず踏み抜く為、軽量なスノーシュー "ヘリウムMTN26" を装着!
ヒールリフターのおかげで登りがめっちゃ楽に!


そのトレースも引き返されたのかジャンクションピークを最後に途切れてしまい、そこから先は全てラッセル。
フワフワのパウダーでスノーシューを履いていても太ももまで埋まり…傾斜では雪を手で掻き膝で潰し足を出し這いつくばる様に登っていきます。

尾根を歩こうとするも埋まりきっていない木に阻まれトラバース気味に進み、また尾根に上がろうとするも木に跳ね返され、を繰り返し後ろを振り返ると蛇行しまくった自分たちのトレースが…もうちょっとセンスのあるトレースつけれる様になりたいです。

初日にあわよくばナイフリッジ手前のP2までと考えていましたが、P3についた時点で既に3時を回っていたため切り上げて雪洞泊の準備!

プローブで深さを測りますがどこも2m程…もう少し深さが欲しい所ですが妥協して掘り始めます。

雪を掘る役と運び出す役に別れてせっせと掘っていく!
グランドシートに雪を乗せてソリの様にして運び出すと効率的!
すぐに木が出てきて広さはとれませんでしたが致し方なし。

雪洞を作り終え荷物を広げひと段落したら水づくり。テントと違い壁から雪がいくらでもとれるので楽ちん。
山専ボトルにお湯を補充し、ごはん食べると特にすることも無いので就寝。

1/4
天井が下がってきて更に狭くなった雪洞の中で準備して二日目スタート。
昨日つけたトレースは降雪と風で埋められていました。


相変わらず雪が締まってくる気配も無くひたすらラッセルでP2を登り終え少し歩くとついにナイフリッジ!

ナイフの上にフワフワなパウダーが乗っていて少しはずすと斜面側にズズズッと足が持って行かれ、想像していたナイフリッジとは違う難しさが有りました。

ナイフリッジを通過して少し歩いたところで二日目もタイムオーバー!って事で来た道をピストンで戻って下山!

ずっとガスってて景色は全く見れませんでしたがどっぷり雪にまみれて楽しい二日間となりました!
次は天気の良い日にリベンジ来たいですね~!

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